総合力でトップ!?キャノンの最新複合機情報

国内で流通している複合機のメーカーは多数あれど、総合力で圧倒的な支持を得ているのがキャノンです。
シンプル機能で使い勝手が良く、国内シェアナンバー1になる年もしばしばあります。
キャノンは作業スピードを上げるなどして、オフィスの作業効率向上に貢献することに力を入れています。
また、コンパクト設計や静音設計、低消費電力設計など、オフィス環境を良くする要素も多いです。
今回は最新機種を3種類ご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
1.フラッグシップモデルなら作業効率化に貢献してくれる
キャノンの最新複合機でフラッグシップモデルとなるのが、C5560 IIです。imageRUNNER ADVANCEシリーズの第3世代となる機種です。誰にでも使いやすい複合機を目指して作られました。
こだわった点は、ファーストコピーの高速化。
原稿台を使用した場合、モノクロで2.9秒、カラーで4.5秒というスピードを実現しました。原稿読み取りとエンジン起動を同時に行うことで、自動原稿送り装置を使用してもスピードが落ちないようになっています。
急ぎのときも、後ろで待っている人がいるときも安心です。また、オプションで最大2,850枚の用紙がセットできる大容量カセットペディスタルを付ければ用紙切れになることも少なく、オフィスの作業はより効率化できます。
そしてC5560 IIに使われているのは、新開発のCSトナーです。
表面特性を改良したもので、耐久性と転写性に優れています。様々な用紙に印刷することができますし、大量出力したときも色味の変化がほぼなく安定した高画質プリントが可能、文字ははっきりと、図面やグラフなども細かなところまで余すことなくプリントされます。加えて消費電力が低いのに高速プリントできるのは、溶融特性を至適化し定着性を高めたからです。
2.シンプル機能を好むがカラープリントが必要なオフィスには
基本的な機能だけあれば良いという方には、エントリーモデルのC3020Fも選択肢の一つです。
コピー、プリント、ファクスというシンプルな機能に絞られているため操作に手間取ることがなく、オフィスの生産性向上に寄与します。とはいってもC5560 IIのようなシリーズ第3世代と同様の色設計やエンジンとなっているので、カラープリントは高画質です。なお、モノクロプリントの際も自然なグラデーションが再現できます。
カラー液晶タッチパネルは5インチ、フリック操作もできるため、表示を切り替えたりスクロールしたりと簡単に操作できます。また、ホームボタンやストップボタン、節電ボタンは固定キーとなっていて、モバイル端末のように直感的な操作が可能です。
また、C3020Fでスキャンした文書データをパソコンなどに送信したりUSB等に保存したりができ、オフィス内でのデータ共有が容易です。元からテキストを検索できるサーチャブルPDF機能や、データのサイズを小さくする高圧縮PDF機能が備わっています。
それに内蔵されている無線LANを活用すれば、モバイル端末とダイレクトにコネクトできます。キャノンの無料アプリをモバイル端末にダウンロードし、本体パネルに表示されるQRコードを読み取って操作するだけです。
3.最上位機種ならセキュリティも安心
モノクロプリントだけで構わないが、セキュリティは万全にしたいし、生産性を上げたいというオフィスは、8505 IIが適するかもしれません。これはシリーズ第3世代の最上位機種です。
ファーストコピータイムはC5560 IIを0.2秒上回る2.7秒です。また、主電源立ち上げ時もスリープモードから立ち上るときと変わらず、1分以下で作業を開始できます。さらにスリープ時は使用者が近づくと、自動的に作業モードに入ってくれます。これは距離検知式の人感センサーによるものです。人の「近づく」と「離れる」、「滞在する」の3つの動作に反応します。
それに複合機でよくある紙詰まりのトラブルを抑えるために、重送検知機構が搭載されています。重送が発生した場合に紙の搬送を停止することで紙詰まりや出力物への重送紙混入を防止、ダウンタイムの軽減が可能です。
また、複合機に入っているハードディスクには、暗号化チップが標準搭載され、読み取ったデータは自動的に暗号化されます。ですから、ハードディスクを抜き取られたとしても、情報が漏洩する確率は低いです。
加えて、ハードディスクデータの上書き消去機能を活用して、セキュリティを高めることも可能です。作業中もしくは終了時に、一時保存されたイメージデータを上書きした上で消去してくれます。なおセキュリティレベルは3段階から選べます。
4.まとめ
今回は、キャノンの最新複合機を3台ご紹介しました。オフィスの作業効率を高めたいと、ファーストコピーの最速化を図っているのが特徴です。機種によっては万が一のダウンタイムに備える機能や、素早く作業に入れる人感センサーも使えるため、プリント作業時間や待ち時間を削減できます。
高機能な複合機を導入することで、オフィス全体の生産性を上げることが可能です。様々な機種をじっくりと比較して、オフィスに最適な複合機を選んでください。